葉酸はうつ病予防にも効果が期待できる
東京大医学部の村上健太郎氏と国立国際医療センターの溝上哲也氏が行った研究データから、葉酸は男性のうつ症状の予防にも有意な働きがあるのではないかという調査データーが報告されております。
- 参考記事(外部PDF)
- 葉酸摂取量とうつ症状との関連データ
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葉酸を摂取が多い程うつ症状が減少
上記の調査データから、葉酸が欠乏することで脳内のモノアミンという物質が減少することが原因により、うつの症状が発生するのではないかという仮説が提示されております。
調査データでは、男女ともに葉酸の摂取量が増加するほど、うつの症状が減少していることから、葉酸を日頃から摂取することを意識することで、うつ病予防の効果も期待できるということが解ると思います。
この調査を踏まえると、葉酸はうつ病の症状を患っている方やそうでない方に関しても、心の健康を守るために、非常に大切な栄養素と言えるのではないでしょうか。特に、アルコールの飲酒頻度が多い方やアスピリン・ピルといった内服薬を飲んでいる方は、葉酸が欠乏しやすい傾向にあるのでしっかりと日ごろの食事のなかで摂取を心がけるようにしましょう。
葉酸は主に、ホウレンソウやブロッコリーなどに含まれており、外食やコンビニなどのお弁当が中心の食生活やあまり野菜を食べない生活をしていると不足しやすくなってしまいます。一日の推奨量は成人男女ともに1日に240μgで、妊娠を計画している方は400μgが推奨されています。
葉酸=ビタミンMと言われる理由
葉酸は、別称ビタミンMとも呼ばれています。Mはメンタル(Mental)のMからの由来という話もあるので、葉酸が、うつのようなメンタル的な働きとして関連しているということは、この名称からも伺えます。
今でこそ、葉酸は妊娠・妊活時に必須ビタミンと言われていますが、それ以外にも葉酸は人間の身体の色んな機能のサポートに関連しており、その有効性が専門家や研究機関によって立証されていくのではないでしょうか。 |
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