カフェインの利点と妊婦さんに良いところ
コーヒーや紅茶などに含まれるカフェインは、『脂肪燃焼』や『脳機能アップ』に役立ったりと、健康効果をしっかり確かめられます。
妊婦さんでは、妊娠中に抱えやすい『冷え性』や『むくみ』を改善するうれしい効果を得られます。
脂肪燃焼 | カフェインは、脂肪燃焼に働きかける交感神経を刺激します。
交感神経が刺激されるたびに、体脂肪(体に付いている脂肪)が燃えてスリムな身体になっていきます。 |
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脳機能アップ | 全日本コーヒー協会が、カフェインは記憶力や集中力などを高めると発表しています。
大体、カフェインを摂取した30分後に効果があらわれます。 |
眠気覚まし | カフェインには、覚醒作用という睡眠に導く脳内ホルモンを抑制する効果があるので、眠気覚ましにも適しています。
起床後の摂取が最適で、夜に摂ると寝付けなくなるので要注意です。 |
むくみ改善 | カフェインには、血管拡張による血流改善効果があります。
血液のめぐりがよくなると、身体の余分な水分も排出される為、むくみ改善に繋がります。 |
冷え性改善 | 血管拡張により血流が良くなると、全身に熱が届きやすくなるので、からだがあたたまりやすくなります。 |
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カフェインは飲みすぎると葉酸などの身体の栄養素を阻害する
カフェインを摂りすぎると、葉酸などの栄養素の効果を確かめにくくなります。
元々、カフェインには排尿を促す『利尿作用』がある為、摂りすぎてしまうと、『葉酸』や『鉄分』などが尿と一緒に排出されて、栄養の『吸収阻害』がおきてしまいます。
妊娠中は、特に、葉酸や鉄分の必要性が高まるので、カフェインの摂り過ぎには注意したいところです。
妊娠時のコーヒーは1日2杯まで!
葉酸の吸収阻害などデメリットが起きるカフェインの1日の摂取量は、通常時が400mg(約コーヒー3杯分相当)で、妊娠時は300mg(約コーヒー2杯分相当)以上になります。
カフェインはコーヒー以外にも含まれるので、意識して越えないように気を付けていきましょう。
~カフェインを多く含む飲み物ベスト10~
1.玉露
玉露には100ml中(カップ半分程度)に160mgものカフェインが含まれており、飲みすぎで過剰摂取に繋がりやすいです。
2.コーヒー
インスタントやレギュラーとコーヒーには、100mlあたり60mgのカフェインが含まれます。
大体、缶コーヒーの量が200mlになるので、過剰摂取を招きやすいです。
3.栄養ドリンク
カフェイン入りの栄養ドリンクは、1本あたり50mgものカフェインが含まれます。
5.コーラ
500mlのコーラを一本飲むと、およそ50mgのカフェインを摂取することになります。
6.抹茶
抹茶にはカップ一杯あたり45mgのカフェインが含まれます。
7.ココア
ココアも1杯あたり45mgのカフェイン量になります。
8.紅茶
紅茶をカップ一杯飲むと、30mgのカフェインを摂ることになります。
9.せん茶、烏龍茶、ほうじ茶
これらのお茶には、100mlあたり20mgのカフェインが含まれます。
10.玄米茶
玄米茶は、100ml中に10mgのカフェインが含まれます。
まとめ
コーヒーや紅茶などのカフェインは、ダイエットやむくみ改善など身体に良い面もありますが、摂りすぎは栄養の吸収を妨げることもあります。
妊娠中は、胎児の成長のために葉酸や鉄分など栄養素の必要性が高まるので、『適量』に止めておいたほうが良いです。
ただし、妊娠時のストレスは胎児の成長に悪影響を及ぼすこともありますから、我慢のしすぎもよくありません。
コーヒーをどうしても飲みたいなどがあれば、コーヒーに味が似たカフェインレスの『たんぽぽ茶』や『ノンカフェインコーヒー』を代用するのも手です。
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