妊娠時のDHAの摂取と赤ちゃんの脳の発達やIQへの影響

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DHAとは青魚に含まれる脂肪酸

DHAといえばさんま!

 

DHAは、さんまやイワシなど青魚に含まれる『脂肪酸(脂肪や油)』です。
身体の中では、『脳の機能向上』・『視力向上や回復』に働きかけています。

 

DHAは脳の記憶や学習を司る『海馬』

 

目にもDHAは多く存在し、網膜や視神経の細胞を『やわらかく』して、ものを見た時に『スムーズ』に脳へ伝えられ、目で見た情報がしっかり『認識』できます。

 

血流を良くする効果もあり、目に『栄養』や『酸素』が運ばれやすくなって、目の疲れや視力も回復されます。

 

ポイント脳や目の機能に欠かせないDHAですが、食の『欧米化』がすすみ、日本人の青魚の摂取量の減少でDHAの不足も起きていて、勉強についていけなかったり、眼精疲労を抱えている方も増えています。

妊娠時にDHAの摂取は必要なの?

妊娠時のDHAの役割は…

DHAは、主に胎児や乳児の『脳』に関与する為、妊娠・授乳中と妊娠時の摂取も必要です。

 

胎児の脳細胞を『増加』させたり、脳の『発達』を行わせる効果がDHAにはあります。授乳中も、母乳からDHAを摂った乳児は、脳がしっかり『発達』します。

 

その為、不足した場合は脳機能が十分ではなくなり、記憶力や学習能力も低下しやすいです。

 

他にも、DHAは妊娠中の『メンタル安定』に役立ちます。DHAには、脳内の幸せを感じるホルモンの『セロトニン』の分泌を促す効果があり、不安定になりやすい妊娠中も穏やかに過ごせます。

 

加えて、アメリカで行われた研究で『早産』や『低体重』のリスク低減になることが明らかとされているので、早産や低体重予防にもなります。

 

このようにDHAは、妊娠時も大切な栄養素になる為、しっかり摂取する必要があります。

妊娠時にDHAを摂取すると子供のIQがあがる

妊娠・授乳中と妊娠時のDHAの摂取で、子どもの『IQ(知能指数)』があがることが明らかになっています。

 

IQを簡単に説明すると、理解力・判断力・推理力など生活する上で必要となる知能のことです。IQが高いほど、会話の要点が掴めたり、人生で選択を迫られたときにきちんと答えを出すなどが十分に行えます。

 

理解力・判断力・推理力の高い子になって欲しいなら…妊娠中からDHA!

 

DHAは、生きる上で大切なIQをあげることが分かっていて、ノルウェーで行われた、『妊娠中』の女性を対象とした実験では、『DHA』とDHAを作る『EPA』を含むタラ肝油を摂取したグループは、そうではないグループよりも、生まれた子どもの『IQが良い』という結果がIQテストにより出ています。

 

また、イギリスのルーカス博士が行った実験でも、『授乳中』にDHAを与えた乳児は、そうでない乳児と比べて、8年後に行ったIQテストの結果が上回り『IQが高い』ことが証明されています。

 

IQは胎児や乳児の時期にある程度が決定され、成長して大きくなってからでは格段にあげることは難しいので、『妊娠時』の摂取が大切となるでしょう。

妊娠時はいつからいつまで?どのくらいの量のDHAを摂取すればよいのか?

妊娠時のDHA摂取期間と量は?

 

厚生労働省の『食事摂取基準2015』で発表されていますが、DHAは『妊娠』してから『授乳』が終わるまで、『1日1.8g』の摂取が推奨されております。

 

通常時は『1日1.6g』なので、いつもより多く摂取しなければなりません。量として、さんまの場合は『半分』程度、イワシはおよそ『2匹』、ぶりのお刺身は『4枚~6枚』となります。

 

DHAを普段より多く、妊娠したタイミングで摂取を始めることが理想的ですが、妊娠してから日数が経過していても遅いことはないので、気付いた時に摂取して授乳終了まで続ければ大丈夫です。

妊娠時は魚に含まれる水銀に特に注意してDHAを摂取する

DHAが多く含まれる食材は、くじら、イルカ、キンメダイ、メカジキ、クロまぐろと大きめの魚です。

 

DHAがしっかり摂れますが、毒性のある『水銀』も同時摂取する可能性が高まります。

 

水銀とは、『毒性の高い金属』のことです。妊娠時に『胎児』に届くと、臓器の未発達さが原因で『排出』できずに身体に運ばれて、脳機能や聴力などにダメージが加わり、『障害』が起きることもあります。

 

くじらやイルカなど以外の魚にも、多くはないですが水銀は含まれるので、DHAを摂取する際は、体内でDHAに変わる『α-リノレン酸(えごま・大豆・亜麻仁油など)』や『サプリ』からがお勧めです。

 

妊娠時は、胎児の『正常な脳』を作る為に『葉酸』の必要性も高まるので、葉酸とDHAが一緒に摂れるサプリを活用すると良いでしょう。

まとめ

妊娠時から授乳が終わるまで…DHAが赤ちゃんへの影響が大きいコトがお判り頂けましたか?DHAは青魚に含まれる脂肪酸で、脳や目の機能アップに繋がるだけではなく、妊娠・授乳中の胎児や乳児の成長にも関与します。

 

研究者の実験からも、DHAの摂取が子どものIQをあげることが明らかとされていますし、妊娠中の精神を安定させたり、胎児の早産や低体重の予防にも繋がります。

 

注意点妊娠時の必要性が高まる為、普段より多く摂取する必要がありますが、DHAを含む魚は水銀も含み、胎児の成長に悪影響が及ぶこともあります。

 

その為、DHAを体内でつくる栄養やサプリからとった方が良いです。

 

妊娠中は、胎児の神経管閉鎖障害のリスク低減が理由で、厚生労働省より葉酸の摂取もすすめられるので、葉酸とDHAを含む葉酸サプリを選ぶことがベストです。

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